「キン肉マン☆超人コロシアム」の目的・楽しみ方③ ユーザー間の交流

おことわり

ここで書く記事「目的・楽しみ方③ ユーザー間の交流」はキンコロについてのゲーム内容ではなく、ゲームの外の世界で実際にあったネット交流を私の記憶に基づいて書かせていただいております。そして想い出補正の強い内容でもあるため、これまでのキンコロ紹介記事とは異なり、過去形で書かせていただきました。

キン肉マン☆超人コロシアム(以下キンコロ)というゲームはシンプルで素晴らしく、そのゲームの世界(キンコロサーバー内)だけでゲームが完結するため、iモードのゲーム接続だけで十分に楽しめました。

その一方で、シンプルゆえに単調でマンネリ化しやすいゲームでもありました。そのため、ゲームに飽きたユーザーから放置された超人データ(放置超人、ゴースト超人)も多かったです。

シンプルながらゲームシステムがうまく構成されていて、イベントや超人データも豊富で大変奥深いゲームなのですが、ユーザー自らが積極的に楽しもうとしない限りなかなか奥深さに気づくことができません。

そんなキンコロに自らが積極的に参加し、何倍も楽しくさせてくれたのは、インターネットによるゲーム外でのユーザー同士の交流でした。

キンコロ非公式サイトでの交流

キンコロにはユーザーが簡単には知り得ない情報(師事情報やイベントの仕組みなど)がたくさんあり、特にキンコロ黎明期の頃は、イベント発生時間や回数が不安定だったり、次々と新しい師事超人が投入されたりするなど、未知の情報が多く、ユーザーが独自に情報を収集・把握するには厳しいものがありました。

そんな当時の状況だったからでしょうか、キンコロの未知の情報をみんなで情報交換したりするため、ユーザー有志による個人ホームページがインターネット上に次々と生まれました。そこではゲーム内で発生したイベント内容や師事情報などが報告され、まとめ上げられることで、未知なるキンコロ情報が次々と蓄積されていきました。これらのホームページがキンコロ黎明期に果たした功績は大変素晴らしいものでした。

これらのホームページはキンコロ運営公認ではなかったため、「キンコロ非公式HP」とか「キンコロ非公式サイト」と呼ばれていました。

特に、携帯ユーザーが簡単にアクセスでき、無料でホームページが作れた「魔法のiらんど」によるキンコロサイトが多数を占めていました。私タツオウも「タツオウスポーツ編集部」というサイトを作って運営していました。

残念ながら、魔法のiらんどのホームページ機能は2020年3月31日をもって終了してしまいました。

魔法のiらんど【一部機能】終了により、キンコロ個人サイトはほぼ全滅してしまいました。一部機能終了の内容と理由についての記事です。

キンコロ非公式サイトでは、ゲームの情報交換は勿論ですが、掲示板の書き込みによるユーザー同士の交流がとても活発でした。

「今日は戦闘が全くなかった」「狙いの師事が全然来ない」などの愚痴系や、「今日は○○さんと対戦しました」などの知りバト報告、はたまた現実世界の仕事の苦労話やエロ話などの雑談もあり、キンコロのゲームそのものよりも楽しかった記憶があります。

サイトでの情報交換ができるので、多人数でゲーム内の同じ場所に集まって知り合いバトルを起こすためのネットイベントもたくさん企画されました。知り合いバトル以外の目的のイベントもたくさんありました。

思想を同じくする者たちが集まって「軍団」を作ったり、PCユーザー間でチャットしたり、キンコロ以外の携帯ゲーム(みんなdeクエスト、ケータイ忍者城!、等)で交流を深めたりと、キンコロに直接関係ないところでの交流もたくさん生まれました。

ついには、一部のユーザーの間ではインターネットの回線を超えたオフラインでの交流「オフ会」も開かれるようになりました。私も大阪でのオフ会に何度か参加させていただき、当時の関係者には大変お世話になりました。

さいごに

ここまでに挙げたようなネットでの交流があったからこそ、キンコロというゲームを何倍も楽しむことができました。

また、私タツオウが「タツオウスポーツ編集部」というキンコロサイトを開設して活動できたのも、ネットでの交流があったからこそです。

(タツスポ発足のきっかけは「15期vs18期対抗戦」というネットイベントでした)

魔法のiらんど一部機能終了の記事で書きましたが、このネット交流・サイト運営が私の人生の生き甲斐だった時期もありました。

キンコロ自体が終了し、魔法のiらんどのホームページ機能終了によりキンコロサイトがほぼ全滅してしまったため、もうあの当時ような交流を蘇らせることはできません。

しかし、ほんの少しだけでも、このサイトが当時の生き残りユーザーたちのネット交流の一端を担えるのであれば、サイト管理者として、また当時の生き残りユーザーの一人としてこの上ない喜びであります。

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